隣地から越境物のある不動産|売却するときの注意点と解決策を解説

query_builder 2024/06/21 売却のポイント

隣接する土地から越境物が存在する不動産を売却する際には、いくつかの問題点に注意する必要があります。まずは境界確定を行い、越境部分を明確にしておくことが重要です。そのうえで、越境物が撤去可能な場合はスムーズに対応する必要があります。しかし、撤去が困難な場合には越境に関する覚書を作成することも考慮すべきです。さらに、売却時には越境物の存在を説明し、適切な処理を行うことが必要です。これらの注意点や売却プロセスでの対応をしっかりと把握し、スムーズな売却を行うよう努めましょう。

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隣地所有者との協議の必要性

売却する際に隣地から越境物のある不動産の場合、隣地所有者との協議が必要となります。隣地所有者との関係が悪化すると、売却プロセスが長引いたり、価格交渉が難航したりする可能性があります。

隣地所有者と円滑な関係を築くためには、まずは丁寧な挨拶をすることが重要です。不動産の売却によって生じる問題や影響についても、予め説明しておくことで隣地所有者の理解を得ることができるでしょう。

また、越境物の問題がある場合は、専門家に相談することも有効です。土地境界や所有権に関する法律の知識が必要となるため、不動産の売却に関しては専門家の意見を参考にすることでトラブルを避けることができます。

隣地所有者との協議を怠ると、売却プロセスがスムーズに進まないだけでなく、将来的なトラブルの原因にもなりかねません。そのため、できるだけ早い段階で隣地所有者とのコミュニケーションを大切にし、円満な関係を築くことが重要です。

境界確定が重要!越境を明確にするための手続き

越境物のある不動産を売却する際には、買主側が将来的に問題を抱える可能性があるため、売主側としては責任を持って問題を解決する必要があります。そのため、まず重要なのは境界確定を行うことです。

境界確定とは、不動産の境界を明確にする手続きのことです。境界確定を行うことで、不動産対象地の所有者や隣地の所有者が納得する境界線を確立することができます。これにより、越境物の有無が明らかになり、越境の状況をしることができます。

境界確定は、専門家である測量士や土地家屋調査士に依頼します。測量業者は、現地調査や関係書類の確認を行い、正確な境界を特定します。その後、所有者双方の合意を得て、境界確定書を作成します。

境界確定が済んでいる物件は、売却時の不動産評価を高めることにもつながります。明確な境界が示された不動産は、購入希望者にとっても安全な条件となります。境界確定が進んでいる不動産は、売却査定においても評価されるポイントです。

明確になった越境物の撤去

不動産売却において、隣地から越境物の問題が発生することがあります。越境物とは、隣地の所有者が所有・管理している築造物などが、自分の不動産に一部または全体が入り込んでしまっている状態をいいます。このような状況がある場合、明確になった越境物の撤去が不可欠です。

越境物は、売主と買主のトラブルの原因となるだけでなく、法的な問題も引き起こす可能性があります。そのため、売却の際には越境物の撤去が重要なポイントとなります。

越境物の撤去は、売主と隣地所有者との合意に基づいて行われます。合意が得られた場合は、専門業者によって越境物の移動や修復が行われます。しかし、合意が得られない場合は、法的手続きを踏むことも検討されます。

越境物の撤去作業が行われる際には、時間や費用がかかることがあります。そのため、売主と買主は売買契約書に越境物の撤去に関する条項を記載しておくことが重要です。また、越境物の撤去に関しては、専門家のアドバイスを仰ぐことが推奨されます。

明確になった越境物の撤去がスムーズに行われることで、売主と買主の間でトラブルが発生するリスクを低減することができます。越境物の問題については、売却前にしっかりと確認を行い、適切な対処を行うことが重要です。

撤去できない時は越境に関する覚書の作成

不動産を売却する際、隣地から越境物がある場合、その築造物などを撤去することが課題となることがあります。しかし、時には撤去が難しい場合もあります。例えば、越境物の撤去費用が高額すぎるなどの理由が挙げられます。このような場合には、越境に関する覚書を作成することが重要です。

覚書には、越境物の存在や状況、撤去できない理由、関係者間での合意内容などを明記します。さらに、覚書には日付や関係者の署名も必要です。これによって、将来的なトラブルを防ぐことができます。

覚書を作成する際には、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。不動産売却において越境物の問題を解決するためには、法的な知識や経験が必要となることがあります。専門家が間に入ることで、スムーズに問題を解決することができるでしょう。

また不動産を売却する際には、買主に対して越境の状況を報告しなければなりません。その際、越境に関する覚書があれば、状況を理解しやすくなり、契約後のトラブル防止にもつながります。

越境物の問題は、不動産売却の障害となることもありますが、適切に対応すれば解決が可能です。覚書の作成や専門家のアドバイスを活用して、トラブルを避けて円滑な売却を行いましょう。

越境物のある不動産のスムーズな売却のために

不動産売却をスムーズに進めるためには、まず隣地から越境物のあるかどうかを確認することが重要です。隣地からの越境物がある場合、売却の流れが複雑になる可能性があります。そこで、事前に隣地所有者との協議を行い、合意を得ることが大切です。

また、売却を進める際には専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。不動産の専門家に相談し、越境物の問題や法的な規制について確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

さらに、売却時には隣地所有者との関係を悪化させないように気をつけることも大切です。丁寧なコミュニケーションを心がけ、時としては、相手方の立場に立って話を進めることにより、円満な解決を図ることをこころがけましょう。

売却の際には、しっかりとした書類の整備も欠かせません。越境物の有無や関連する契約書類、書面での合意などを適切に整理し、不動産取引の際に必要な書類を準備しておくことで、売却プロセスを円滑に進めることができます。

以上のポイントに留意することで、不動産売却時の隣地からの越境物の問題をスムーズに解決し、円滑な取引を行うことができます。

仙台市・宮城県エリアの不動産売却は仙台市不動産売却相談センターがサポートいたします

隣地からの越境物がある不動産を売却するに当たっては、隣地所有者との関係や買主様との関係で注意しなければならない問題があります。

しかし、越境されている(している)場合でも、準備や対策を講じれば、不動産売却のリスクを減らすことができます。

仙台市不動産売却相談センターでは、越境問題を解消するための調査から対策方法のご提案まで、長年の経験と知識をもとに所有者様をサポートして参ります。

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